野間貞至(キャスティングディレクター)

正直に言います。

読み終わり、笑ってしまいました。(笑)

人様のこと、人様の人生を笑ったら失礼ですよね。
それは理解しているつもりです。

ただ、自分に超ワガママ。
でも、努力を怠らず、あんなにも優しく素直に笑える人が、
精密機械みたいな人になろうとしてたから。

『嬉しい』 『悲しい』 、『好き』 『嫌い』 、 『得意』 『苦手』 。
それら全てを、一人の人間の体に入れ込もうとしてたから。

まるで、スーパーコンピューター。 (笑)

たぶん、人はそんなにも精巧に出来てないよ。誰ひとり。

A or B 、 そしてその先にある A or B 。
時間が同時に進んでる違う世界、そんなパラレルワールドで
世界が回ってるとしたら、今ここで呼吸している僕らは幸せだ。

だって、彼女闘いの様子を一緒に観れるから。
同じ時代、同じパラレルに生を得れたことを感謝してならない。

そうして、彼女の闘いは続いていく。
僕にはそれが楽しみでならない気がする。