脇坂崇充(ストロボグループ代表)

読むと嫌いになるかもしれませんと言って渡さされた原稿。
恐る恐る読みましたが読んでいくうちにますます玉城ちはるさんを好きになりました。

この本を手に取る人は、玉城ちはるさんをよく知っている人から
プライベートは一切しらないけど、長くライブに通い続けてたくさん応援してくれているファンの人や
ホストマザーとしての玉城ちはるを知っている人や、
いろいろな人がいるのだと思いますが
自分は知り合って期間も浅く、基本的に「シンガーソングライター玉城ちはる」しかしらないので
ライブを見させていただいたり知り合いの人を介してお話を伺ったり
そんな形で、断片断片で聞いていた彼女のエピソードたちが
つながっていくような印象を受けながら
ホストマザー!?他人と住むのってどんな感じなんだろうかとか
ステージの上でのあの存在感はいったいどこからくるのかなとか
なんとなく日ごろ思っていたことだったりが少しづつ解決したり
彼女の伝えたいこと、考えていること
見せたい自分、見せたくない自分などそんないろんな彼女が
文と文の間に見え隠れするから、読みかえすごとに
新しい発見などがあって気づいたらなんどもなんども読んでしまってました。

玉城ちはるはどんな人なのかな?といった、入門編的な側面を持ちながら
彼女をよく知る人たちにもそれぞれ違った楽しみ方があるような気がする、とっても面白い文章でした。
特に楽曲の解説がされているところは、とても興味深かったです。

自分はやはり、ホストマザーというのが自分の感覚からは遠いものだったので
その辺の理由を知りたくて何度も読んでみました。
いまだによくわからないところもあるのでそれはまたいつか御会いした時にでも聞いてみようと思います。

玉城ちはるの魅力のつまった 「意味ある一冊」。彼女を知る人も知らない人もきっと彼女が好きになると思います。