現在進行形の「玉城ちはる」。
本をひらくとそこには、嘘偽りのない、押しつけでない、
ちはるちゃんのコトバ達が凛と佇んでいました。
もしかすると、詞(あるいは詩)とは、
ある程度ぼやかしたり、キレイに整えたり、カッコつける事が可能です。
でも文章となれば、深淵に潜って自身と真正面から見つめ合わなければならない。
感覚的にではなく、より論理的に、「説明」をしなくてはいけない。
でもちはるちゃんには、
今このタイミングでその作業が必要だったのかもしれません。
そしてうまく言えないのだけれど、私自身も、
今このタイミングで「風になれば」に出会うべくして出会ったような気がしてなりません。
家族とは何か。
人と出会い関わり合い、分かり合おうとする意味。
そして何があろうとも「生きていく」というコト。
沢山の気付きと勇気をもらいました。
そして、ちはるちゃんの「歩み」の記録は、
自分自身の「歩み」をも思い起こさせてくれたのでした。
5年前だったら、ちはるちゃんの文章に
こんなにまでも感銘を受けることはなかったかも?!
こんな私も少しは大人になったのかなあ、と。笑
でもまだまだイビツで弱いなあ、と。(きっと生きている限り、ね)
そう思いながら、読み終わった「風になれば」をしみじみ手にとり、眺めたのでした。