このエッセイを読んでみると、たまきちはるさんのことを、「若いなぁ・・・」と思ったり、「家族想いで大変なんだな」と、ほろりとしたりします。

ところで、「あの喫茶店-コイゴコロ」の主人公は、たまきさんなのに、なぜ歌詞は振った男の子の気持ちなんでしょ？（＾-＾）

この本には運が良くなったり、大金持ちになったりする名言はありません。

一人の「歌と愛」に真摯に向き合ったソングライターの生き様が記されています

まだ彼女を知らない人は、一度ライブ行ってからこの本を開けると、玉城ちはるという不器用だけど真っ直ぐな表現者が気になるようになります

彼女の不思議な魔力に触れてみませんか？

人は誰もが　揺れる物
激しく大きく、時には　ゆっくりと

そして　犬も猫も赤ちゃんも　
　大人だって　揺れ動く物に惹かれる

でも必ず揺れには基線がある

玉城ちはるという揺れ動く人の基線が感じられた

最初この本を手に入れたとき一気に読み終えた。それは正直内容に惹きこまれたわけではなく、なにか見てはならないものを見てしまった罪悪感のような後ろめたさから。

しかし数日経っても彼女の「告白」が頭から離れない。こんなにもまっすぐな彼女に正面から向き合うこともできないのかオレは？
思いは次第に募り、再び本を手に取る。今度は大丈夫すべてを感じるがままに。

小山先生の言われる「削り出しの美しさ」を感じるとともに鍛造品のような力強さを感じた。 何度も何度も叩き鍛え上げられた鉄からは次第に不純物が取り除かれていき、とても硬く曲がらない玉鋼（たまはがね）ができあがるように。

喜怒哀楽そのままに清濁併せ呑む、人間「玉城ちはる」の本質が魅力が本著からあふれてくる。
その至純なる愛とともに

なぜ、玉城ちはるが好きなのか？

よく聞かれます。
もちろん、彼女の作る曲も自分好みで、容姿も好みで
って、普通はそれだけなのも知れない。

あたしは、玉城ちはるという女性と初めて会った時、同じ「ギザギザ」を感じたんだなー。
見た目は華奢で、お人形さんのような容姿。（当時は髪も長くて、ほんとお人形さんのようだったｗ）

歌を聴けば、とり肌立つようで、まるで、天女様。
でも、握手してもらった時、ギザギザを感じ取れたんだなー。

彼女の歌を聴くと、彼女のギザギザがあたしのギザギザの尖ってる部分を削ってくれてる気がするのだ。

真の天女のような人ほど、あたしは怖い。嫌いだ。
嘘ばっかりのような気がしてならない。

初エッセイ「風になれば～」を読んで、ますます、自分が感じてた「玉城ちはる」が、思ってた通りだなって、笑ったｗ
ギザギザは共通してるけど、自分と似てるわけじゃない。
恋愛感はまったく違うしｗｗｗ

歌、表現、玉城ちはるという人間。
大好きというのではなく、共感できてしまうというか。

それが、あたしが玉城ちはるというシンガーが好きな理由なのです。